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2002年3月のお手入れ品

裏地の効能

更紗名古屋帯

以前にも取り上げましたが 着物の場合は 八掛(裾の裏地)を取り替えると かなりイメージや派手さが変わります。その選択で、センスが問われる訳ですが さて、帯の場合は どうでしょうか。

左の写真は 更紗コート地の残り布に 朱赤の裏地を付け 名古屋帯に仕立てたものです。時が経ち 裏が派手になったので 裏地を取り替えてほしいというご依頼を受け、作業に取りかかりました。 

加工のポイントはただ一つ、裏地をどんな色に染めるかです。

汚れていなかったので、解いて筋消しから始めました。

加工後

7歳祝い着と晒半襦袢

今回はセオリーに従い、柄の中にある緑でいこうと思いましたが 緑の色も様々で 考えていると夜も寝られなくなります。

悩んだ末 藍色味のあるグリーンと決めました。少し丈が短かったので 柄がうまく出るように積もり直し 仕立てに出しました。

写真で見ると簡単な名古屋帯に見えますが 前帯の生地が半幅しかないので グリーンの裏地が表に見えないよう仕立てるのも かなりの芸が要ります。

芯も しっかりした品に取り替えて、洒落た帯となりました。


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