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2002年6月のお手入れ品

汗の変色

小紋汗のシミ有

久しぶりに箪笥を開けて 着物を出してみたら 脇のあたりに 大きな茶色いシミを見つけてビックリ・・・・。前回 しまう前に しっかりチェックしたはずなのに何故。 よく頂く ご相談です。

結論から申しあげると 犯人は ”汗”。目には見えませんが 含まれる塩分等が 悪さをするのです。  

汗の成分は その方の体質によって様々ですが、 服用したり注射した薬も一緒に出てきますから 非常に厄介で 早い方は 一度着ただけでも 変色が始まります。

左の写真の ピンクのしつけ糸に囲まれた中に 変色があります。これが簡単には取れないのです。

加工後

浸み抜き後

シルクの白いブラウスで 経験された方もいらっしゃるかも知れませんが 汗シミは 放っておくと次第に濃くなってきて 生地が弱って腐食し 最終的に穴があいてしまう場合もあります。

また、着物全体から見た時、この位置に茶色いシミが出ると 衿肩空き(切り込み)から近いので ずらすわけにも行かず 柄足し位しか処置の方法が有りません。それ故 早めのしみ抜きが重要です。

今回の汗シミは 5年以上放置されていた中ぐらいの状態でしたが、職人の「大丈夫でしょう」の声に後押しされて 取りかかりました。全体洗いもして 湯のしで巾を揃え 仕上がり具合はと言うと 右の写真。

大した技術です。


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