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2003年10月のお手入れ品

羽織の丈

小紋羽織

暖房がなく 広いお座敷に 火鉢ひとつの時代は 羽織は防寒用として 必需品でした。コートと異なり 訪問先でも脱がなくてよい理由が そこにあります。

しかし現在は コート全盛の時代となり 羽織は片隅に追いやられているようです。  

左の写真は お母様の小紋羽織 今は 少し長めの身丈が お薦めです。

返り分や、衿の縫い込みも それほどない状態ですが さて、どうしたら身丈が伸びるでしょうか

加工後

小紋羽織身丈出し

身丈を伸ばす場合は ひとえに 裾の折れ目の筋消しが出来るかどうかに かかっています。

羽織の裾は 汚れていることが多く、折れ目の汚れは 簡単には消えないのが普通ですが、職人の技のお陰で 筋はほとんど見えなくなり 裏地を交換し 右の仕上がりとなりました。

あれ、ちょっと待って下さい。不思議なことが起こりました。
返りを使って身丈を伸ばしたはずなのに 返り分が変わらないどころか 増えているように見えます。衿の長さも 長くなりました

この生地は どこから出てきたのかって・・・・、それはヒミツ。


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