新春の お慶びを 申しあげます。2005年も 様々な加工をご覧に入れたいと存じます。

2005年1月のお手入れ品

蘇る色留袖

色留袖水色

新春にふさわしい、重厚な加工をご覧に入れたいと存じます。

着物は、帯次第で派手さ地味さを調節できると、よく言われています。しかしながら、品物によってはアクセントに強い色を使ってある場合があり、年齢を重ねるに連れて、その彩色だけが気になってくる場合も、よくあるようです。

左の写真は、他店で30年ほど前に誂えられた色留袖ですが、今日でも十分通用する本金箔の屏風絵風の柄が描いてあります。
ここまで書けば、皆様もうお気づきのことと思いますが、補正する箇所は朱色の遠山です。

それでは いったいどんな色に変えるのが自然でしょうか。

加工後

色留袖彩色直し

一見簡単そうに見えますが、実は最高に難しい。それが この加工です。

柄全体から見れば、遠山部分はあくまでも脇役、調味料のようなものです。それゆえ色の選択を誤れば、すべてが台無しになってしまうため、何色も候補を考え時間をかけて色を決定する必要があります。

思い出や物語がある着物をよみがえらすためには、慎重かつ大胆しかも繊細な作業が欠かせません。

加工前の着物にも、雲取りのふちに金の砂子が振ってあった為、 加工後も同様に砂子を振りました。これで20年は大丈夫でしょう。

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