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2007年6月のお手入れ品

変色の原因

紗名古屋帯糊のしみ

衣替えの時期を迎えました。
着物の暦では 裏のない単衣、帯は縫い目のない かがり帯や 透ける夏帯の出番到来となります。

さて、着ようと箪笥から出した 紗の名古屋帯流水模様。とても涼しげですが 予想外のところに 茶色のシミ。  

まだ、締めたことのない品なのに 何故なのでしょう。たれ先と手先の角だけ変色しています。

原因は何でしょうか? あるいは・・・・。

加工後

紗名古屋帯加工後

悪さをするのは 帯芯を留める糊に含まれる防腐剤です。

しかしながら 浸み抜きどころか  変色部分の生地は既にボロボロの状態で たれ先の5センチほどは 表裏とも使えません。
そのまま裁ち出せば 丈が短くなるため お太鼓のバランスが崩れます。さて どうしましょう。

考えた結論は お太鼓の裏を表にずらし たぐり部分の中(柄の真下)でつなぎ 不足する裏には 別に染めた ブルーの絽の生地を足すというもの。
足す位置は 丁度 帯枕のあたりになるため まず問題ありません

今回は 手先部分が多少短くなりましたが なんとか元の形に復元できたように思います。 

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