2007年9月のお手入れ品

色無地の活用

ワイン色無地紋付

誂えてから時間が経過した、色無地の紋付き着物は、地色が淡ければ同系色の色掛け(色揚げ)が無難です

ところが、濃色で派手な場合は、どうしても掛ける色が限定されます。また、染め抜きの一つ紋があると礼装に近づくため、着る機会の少ない方もあるでしょう。

今回は、使う予定のない品物を活用して、塵除けの袖なし羽織に直したいというご希望です。もちろん、そのままでは派手ですので、色をかけて渋くします。

さて どういう感じに変わるでしょうか。

加工後

紫色袖なし羽織共紐付き

生地に光沢がある場合、濃い色に味がでてくることがよくあります。

今回も、色としては地味な紫系でしたが、色抜きをしなかったため、生地がやせたり脱色時のスレが出ることもなく、地紋が活きて上手く染まりました。(のせてあるのは元の生地です)

付いていた紋は、ずらして裁ち落とし、紐は共生地で作りました。濃い色は、比較的汚れも目立たないため、皆さん重宝するようです。

さわやかな秋風の中で お使い頂だければ幸いです。

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