TOP>バックナンバー>2008年2月

2008年2月のお手入れ品

糸の始末

つづれ帯裏側

起源は大変古いですが 裏が使えるつづれ帯、最もポピュラーなのは かがりの名古屋帯です。 八寸名古屋、袋名古屋帯とも呼ばれ 真夏以外に重宝する品です。

しかしながら 締める回数が増えれば 汚れるのが常、 今回も 裏返す事となりました。

左の写真は その手先部分を裏返したものです。きれいですが 霞模様を織り出す糸の切り替わる部分で その端が 裏側に多数出ています。
糸を始末しないと このままでは着用できません。

私がハサミで 切り落としましょうか?! 

加工後

つづれ帯裏糸整理後

裏返して 金の界切り線で端を縫いこみ 手かがり仕立てが完成しました。ところが たくさんあった糸の端が 全く見当たりません。

やっぱり 織物の整理屋さんで 一つ一つ 切り落としたのでしょうか。

正解は 切ったのではなく 反対側に突き出したのです。ですから 上の写真では 手先部分のブルーの霞付近に見えている糸も 裏に回って 平らになりました。

西陣まで往復の旅をした帯が また活躍の場を得たようです。

呉服三輪屋 〒164-0012 東京都中野区本町2-54-17
代表者   三輪 一夫

Tel&Fax03-3372-0573
mail@gofukumiwaya.com


        Copyright (C) 2000-2010 Gofuku Miwaya. All Rights Reserved