2008年7月のお手入れ品

地紋生かし

藤色ぼかし訪問着

地模様のある白生地を、無地やぼかしに染めた着物は、とても重宝なものです。そして、もう一段と手間を掛けた染めに、白生地の地紋を活用するものがあります。

別名、地紋起こしとも言い、付け下げや軽い訪問着風に地模様をなぞったり、箔加工を施します。

左の写真は唐草風の地紋を生かした、ぼかしの足の長い、上品な濃淡染です。優しい感じですが、ちょっとアクセントをつけたいと思います。

皆様なら どうなさいますか。

加工後

地紋生かし銀箔

藤色濃淡の品のよさを保ちつつ、メリハリをつけたい。そこで選んだのは、銀箔です

他の色はどうも思い浮かびませんし、金箔だと台無し。 修業中、師匠に「訪問着の上半身の柄付けは、三味線を構えた時の形だ」と教わりました。

左内袖、左胸、右外袖、そしてそれらのバランス等々、教えていただいたことは、30年過ぎた今日まで、数え切れないほど使いました。本当に ありがたいことです。

今年のお盆も、お墓参りに行きたいと思います。

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