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2009年2月のお手入れ品

構成の妙

黒地袋帯市松に唐花

派手になった帯を お太鼓の柄を半分ずらして締めている方を 時々見かけます。
名古屋帯に比べて 袋帯は 多少余裕があるので 地味な部分を出すわけですが 急いでいる時は なかなか大変です。

左の袋帯は 本来 大きな唐花部分が太鼓に出るように設計されていますが それを隠して 小さい花に替えて 作り帯にしたいとのご希望です。

物差しの間あたりを新しいお太鼓とし 太い界切り線の上部分の市松を たれ先の模様にする。考えられる構成は このようなものです

果たして 縫い目のない本袋帯で 限られた長さの中 こんな風にできるのでしょうか 

加工後

黒地作り帯市松に唐花

今回は さすがの私も ちょっと緊張しました。何度もつもり直し 念のため母親にも確認してもらい 進めました。

前帯部分も直さなければ 意味がありませんので これまた工夫を施しました。
市松模様の下段がたれ先になり 前帯も 小さめの花となり 上手な職人の手を経て ようやく作り帯の完成です。

裁断の際は 何を考えているのですか と時々たずねられることがあります。実は 教わった師匠の姿を思い出しながら 呪文を唱えているのです。

何を唱えているかって、、、、、それは ヒミツです。

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