2009年月のお手入れ品

お薦めと ご意向

縫い取り生地

白生地の内、模様部分に染料をはじく糸を使い、ご希望の色に染めることが出来る品があります。(縫い取り縮緬)

写真のように銀糸風の模様が織り込んでありますが(これは裏側です)、経年のため生地が黄ばんできたため色揚げを考え、念のため試し染めを行いました。
色目は得意の、無難なベージュをお薦めしました。ところが今ひとつの仕上がりで、しばし思案。 比較の為 白の足し布をした試し染め

実は 、お客様のご意向は濃い茶色とのこと。
さてどうしたものかと 不安一杯でした。

加工後

縫い取り生地色揚げ後

清水の舞台からとは言いませんが、濃い色の色揚げは直しが出来ないため、少々心配なのです。

ところが、出来上がった品を見ると上手くバランスがとれ、現代風の面白い味が出ています。
自分ひとりの考えでは、とても及ばない作品となりました。

いつもながら何度やっても、染物は奥が深いです。
月並みな言い方ですが、これからもずっと勉強、勉強。

呉服三輪屋 〒164-0012 東京都中野区本町2-54-17
代表者   三輪 一夫

Tel&Fax03-3372-0573
mail@gofukumiwaya.com