2009年4月のお手入れ品

たもとの 行方

振袖に油シミ

着物の優れている点を挙げるとすれば、形が変わらないため長く使えることと、もう一つは袂(たもと)の華やかさでしょう。パーティの時などは、とても引き立つ姿です。

しかしながら、ちょっと気を抜くと袂の先はどこへやら。お茶会では、建水(こぼし)の中にポチャリとなることもしばしば。

左の写真は振袖のたもと。タクシーの助手席で、ドアに挟まってしまったようです。

お客様はショックで「浸み抜きが無理なら 柄足しでも、、、、」とおっしゃいますが、さて、どうなるでしょうか。

加工後

油の浸み抜き後

ご自分で手を触れなかったのが幸いでした。こすっていれば、無理だったかもしれません。

これは職人の受け売りですが、結果的に黒々とした跡は、きれいさっぱりと無くなりました。

お届け時のお客様の言葉は「あれ?シミはどこだったかしら?」

ここにたどり着けば、まずはめでたし、めでたし。

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