2010年9月のお手入れ品

虫の声

絽名古屋帯白地虫籠

暑かった夏もようやく峠を越え 庭では 虫も鳴き始めました。

写真は 白地絽名古屋帯の虫籠模様。
柄が天地になっているのは おそらく 丸帯を直したものと推察されます。

このままでは丈も短く、どうも締めにくいのです。

それでは ご希望に沿い、切り替えて作り帯にいたしましょう。

加工後

虫籠模様作り帯

今回ご覧いただきたいのは 天地する加工よりも この刺繍の素晴らしさです。

白の生地に 総刺繍の模様。
まるで生きているような虫の姿、虫籠の立体感、紫の房の重厚さ、背景の秋草のバランスの良さ。

まさしく一幅の絵になっています。

時代、それも戦前の品物ならではでしょう。

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