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2017年2月のお手入れ品

アナログの醍醐味

立涌小紋に金の紙を試験撒き

思い入れのある着物に 多くの黄色いシミ。
さてどうしたものかと 思い悩んだ経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

今回は 黒地絞り立涌模様の 大胆な小紋着物です。
お悩みは 白場のあちこちに カビの様な黄変しみがあること。

しかし、一つ一つシミを抜いていくことは コストの面でお薦めしかねます。
そんな時 私の奥の手は 金箔散らし加工。
人の目のアバウトさを逆手にとるのです。   

洗い張りをして平らに延ばしてはみたものの・・・・・
果たして どこに どのくらい金を撒きましょうか。 

加工後

立涌小紋に金箔散らし加工

着物には少し派手というお気持ちなので 道中着を目指します
でも 伝票一枚で加工に回すことは 余りにもリスキー。
心の隅に置いておくと 酔った時にアイディアが!

まず、仕上がり寸法に生地を置くことが大切。
細かく刻んだ金色の紙を 少しづつ撒いて行きます。
この平成の世に なんというアナログ。

見続けていると 訳が分からなくなるので 他の仕事を挟みつつ。   

半日がかりで イメージ写真が完成すれば そこはもう8合目。
撒く場所に印を付けて 面白みのある道中着が完成しました。
なんだか楽しい仕事でした。 

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