1999年12月のお手入れ品

黒留袖

黒留袖加工前

お客様ご自身の結婚式で、お母様が着ていた黒留袖です。

刺繍が素敵なのでご自分で着てみたいのとのご要望ですが、地味で柄が低く身巾も狭いのでご着用には少し無理があります。

しかし、このまましまっておくのは惜しいので、柄の高さを上げることにしました。
ただ、本体の持ち味をあまり変えては不本意ですし、取ってつけたような柄足しでは信用にかかわります。

任せていただいた品物ほど 気合が入りますが さて・・・・。

加工後

黒留袖の金箔加工後

着物の派手さは、上前の柄の高さにかなりの比重があります。
洗い張り後、柄が低いので前身頃と後身頃に金箔でかすみを足しました。
木立のまわりを霧の感じにして前身頃の高さを上げて遠近感をつけ、色箔で豪華な感じを出しました。地面は金銀で仕上げてあります。

これで 20年は大丈夫でしょう。

生まれたばかりの拙いページを ご覧いただきまして ありがとうございました。来年も続けて参りたいと存じます。
どうぞ 皆様 良いお年を お迎えください。

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