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2003年7月のお手入れ品

表裏の釣り合い

佐賀錦袋帯

たとう紙に帯をしまうとき どうもふかふかしている。袋帯を締めると 前の二つ折りの所で 裏地が出てくる。

こんな悩みを お持ちの方は いらっしゃいませんか。
その原因は 裏地のたるみが ほとんどです。  

袋帯は 普通 別々に織り上げた 表地と裏地を 両耳で とじ合わせてあります。しかしながら 上等な品物にもかかわらず 以外に とじ方が雑な場合も 多いのです。

アイロン仕上げで伸ばしても 気休め程度、すぐに元に戻るから 厄介です。
ご依頼の品 試しに解いてみました。

加工後

佐賀帯仕立て直し

仕立て直した帯 耳のラインを比べてみて下さい。アイロンだけでは決して こうはいきません。勢いがあります。

職人が 地のしをすると 表地に比べて 裏地の方が 4〜5センチ長いものも よくあるようです。

仕立ては 地のしが命です。下準備が不十分では 決してよい結果は生まれません。

この道50年の技術で 表裏が揃いました。私たちは 当たり前の事を ただひたすら 繰り返しています。


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