TOP>バックナンバー>2009年5月

2009年5月のお手入れ品

下準備

生地を補った反物

書けば一言ですが これほど大切なことはないといっても 過言ではありません

染色では 染める前の生地の検反であり 仕立ての場合は巾を揃えて生地の目を通す「湯のし]   紬の糊を抜く「湯通し」 そして 仕立て職人による アイロンの「地のし」。

では 洗い張りの場合はなんでしょうか。それは 解いた着物を元の反物の状態に戻す「端縫い」です。 生地巾が全てそろっている場合は簡単ですが 前回の仕立ての都合で 幅が欠けている時は 別の布でそこを埋める必要が出てきます。

左の反物は 軽く半世紀が経過していると思われる男物です。 足し布をすると同時に 破れていたり弱って薄くなっている部分に 似たような色の布を裏から当てる「裏打ち」を施しました 

加工後

端縫い後の羽織

洗い張りが済んだといっても 油断は禁物です。時代の品の場合は 生地がやわらかくなっている場合が多く そのままでは ちょっと心配です。

そんな時は“裏から持たせる” つまり しっかりとした裏地を付けて 裏側から支えるのです。 今回は  最高級羽二重の 刷毛縞の羽織裏地を選びました。

仕立て上がりからでは とても想像がつかない 細かい作業をする職人と 私が力を合わせ より着やすい着物になるように 考えています。

呉服三輪屋 〒164-0012 東京都中野区本町2-54-17
代表者   三輪 一夫

Tel&Fax03-3372-0573
mail@gofukumiwaya.com


        Copyright (C) 2000-2010 Gofuku Miwaya. All Rights Reserved