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2015年2月のお手入れ品

背中のバランス

黒地絵羽織加工前

早いものでもう2月 入卒の時期となりました。

色無地や付けさげの上で 格調を増す 黒地絵羽織。
絵羽と言うのは 柄がつながっているという意味です。

今回は お母様の羽織を直して着用とのご希望
昭和50年頃は 羽織の丈も 短めでした。   

最近は長めが主流ですが 裾寄りの雲取りもちょっと気になります。
さて どうなりますか。 

加工後

黒地絵羽織完成後

長羽織に直すには それなりの条件があります。
身頃の裏側の返りを伸ばすのがセオリーなのです。
昔流行した 一反で2枚取りの場合は まず無理。

普通は 衿を首の後ろで接ぐ技も使います。
しかし、今回は 衿が元々半巾しかありません。
その上 左前身頃でも衿と柄が合っています。

それゆえ 出来るだけの長さでご了解頂きました。   

結果的に 上手い具合に 間ができて バランスが取れました。
が、元の縫った跡と光るヘラ跡を 見事に消した職人さんのクリーンヒットでもあります。 

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