新年 明けましておめでとうございます。今年も 宜しくお願い申しあげます。
新年は趣向を変えて、現代ならではのご依頼をお目にかけましょう。
着物は元々第二次大戦より前に繁栄したものですから、お召しになる方のご身長も150㎝位を対象に作られています。父親の話ですと、その頃は着物を仕立てた時に布が余ると前掛け(エプロン)をよく作ったそうです。
ところが今は女性の平均身長もかなり高くなり、小柄なお母様の着物を直して着ようとすると全く身丈が足りないことがよくあります。今回のお客様はお母様より17㎝背が高く、そのままではとても着られません
そこで紬の白生地を似たような色に染め、腰ひもの通る微妙な位置に接いでいます。 何しろ、一度ハサミを入れれば縫い代1寸(3,8㎝)短くなるのですから、緊張する作業です。しかし、出来上がって着ていただければ外からは全く分かりませんので、大変喜ばれてご信頼を頂けるありがたい仕事です。
呉服三輪屋 〒164-0012 東京都中野区本町2-54-17
代表者 三輪 一夫
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