早いもので今日からもう11月、七五三の季節となりました。
女の子は7才と3才、男の子が5才を祝うこの行事、昔は今ほど医学が発達していなかった為、節目節目で心から祝ったようです。
今月の加工は、きょうの料理風に言うと“材料は左から、70年前の長襦袢の端切れ150センチ2枚、120センチ6枚、それから御祖母様の30代頃の大島紬着物に付いていた八掛1枚分、そして紅絹(もみ)裏地”となります。
あとは香辛料として三輪屋のアイディアを少々加えます。
さて、何が出来上がるでしょうか。
お孫さんが初めての女の子だったので、どうしてもご自分の身に付けていた品物を着せてみたいとのご希望でした。
端切れを胴で接ぎ、胴裏は紅絹、八掛は朱の精華縮緬で三歳祝い着を作りました。
身長が伸びても着られるように、肩揚げと腰揚げを十分とってあります。
手間はかかりましたが日本中で一枚しかない着物、健やかなご成長を 期待してやみません。
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