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トラディショナル

左の写真は、先ごろお納めした梅に手まり模様の振袖です。錆えんじ色に白を効果的に使って、すっきりとした仕上がりです。

振袖も最近は、相容れない色を組み合わせた品物が急増しています。 現代風、今様とでも言いますか、流行だからの一言で今さえ良ければそれでよいのかも知れません。
しかし、保存次第で一世代は軽く持つ品物、２０年後に開いた時はさてどうでしょうか。

人の目の感覚は意外と変わらないものです。品の良さ、さわやかさと若さ、洋服のトラッドが今も昔もそれほど変わらないように。

私は今年も、着物のトラディショナルを目指して進んで行こうと思っています。