さわやかな風の中、帯付き姿が映える時期となりました
左の写真は、お客様が東南アジアにお出かけになった際に現地で購入された、お気に入りの壁掛け風織物です
帯に仕立てたいと思いつつも、適当な業者が見つからず10年近く経ち、新しく私が伺うようになってご用命を受けました。
デザインは象遣いの少年と象ですが、果たして帯になるのでしょうか。
"柄の向きが違うぞ”皆さんお気づきになったと思います。
生地はあたかも丸帯のようですから、2つに分けて表地として使うのが普通でしょ う。 しかし、太鼓の柄が横向きになるのはどうも面白くありません。
そこで、生地の向きを変えて接ぎを入れてインパクトのある構成としました。
着物はともかくとしても帯の場合は、経(たて)緯(よこ)を組み合わせてもさほど支障は出ません。
お太鼓の裏地を地色の紺に別染めし、承ってからちょうど20日目、名古屋帯に変わりました。
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