長さ1メートル20センチ、巾は20センチの小布です。
材質は地模様のない絹、オーダーで染めた色は少しパンチがきいています。
一体これは何でしょうか。
着物の八掛にはちょっと色がきれいすぎますし、かといって運動会の鉢巻きには贅沢すぎますが、、、
その答えは伊達衿(正式な名は衿比翼)です。裏地を付けて仕立てます。
私は師匠の教えで、お顔を引き立てる襦袢の衿は白塩瀬をお薦めすることが多いです。 しかし、白地振袖などの場合はどうしても衿元が淋しくなるので、衿比翼を付けて華やかさを演出します。
右の写真は、先月号で使わせていただいた松模様振袖。
綸子の既製品が多い中で敢えて別製にこだわる理由はただ一つ。
衿元がすっきりとし自然なカーブが出るからです。
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