早いもので、2010年も残り少なくなりました。あれほどの猛暑も既に半分忘れ、外は木枯らしが吹いています。
左の写真は、お嫁入り支度に持っていらした色無地の着物です。時が経過して色も少し強いようなので、何とかなりませんかとのご相談です。
色揚げの場合、系統を合わせたほうが仕上がりがきれいになる。これは、今までの経験で得た知恵です。
着物、羽織、コート、さて何に直しましょうか。
地模様がダイナミックなところに着目し、今回は道中着と致しましょう。色見本は絶版になっている、江戸時代の色を再現した本から。
渋い地色ですが調和も十分考え、裏地は羽二重友禅の上質な品を選びました。組み紐がアクセントになります。
味のある表地、お任せの裏と紐。その組み合わせは 如何でしょうか。
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