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麻浴衣から座布団

桜の時期もあっという間に通り過ぎ、季節は皐月となりました。夏に向けての準備も必要ですね。

写真は麻の小紋単衣着物です。白い部分は衿裏と居敷き当て、模様から推察すると浴衣に近い感じです。

柄が大胆なので夏用の座布団にしたいとのご要望。波の白場が効いていて、涼しげになりそうです。

まずは解いて洗い張りから 取りかかりました。

加工後

座布団と一言で言ってもサイズが色々あります。仮にどのサイズにするとしても、縦が少し長いのが普通です。

生地の長さも勘案して、気持ち小さめになる茶席判に決定。

職人さんと詰める綿の量も相談しました。

お納めの時、喜んで頂いたのは勿論ですが、フノリ仕上げが美しくて「着物にしても良かったかな」と言われたのには弱りました。