好きな着物はどうしても汚れます。一番気になるのは衿部分の化粧汚れでしょうか。
衿汚れ用のしみ抜き剤も、色々と市販されています。ただ、注意しないと輪しみになりがちなので、どうか気を付けてなさってください。
さて、写真はその化粧汚れですが(右下白い所)茶みを帯びているところを見ると、ちょっと年季が入っています。
普通に洗ったのではシミが残る心配があります。そこで、いつもの職人さんの登場です。
簡単そうに見える仕事ほど難しいと、この場で繰り返し申し上げてきました。
一般的には楽勝の仕事と思われがちですが、巷ではシミが完全に落ちていない、擦れた跡が残ったなどとよく聞きます。
そこで、丁寧がモットーの三輪屋としてはひと工夫を。目指すは現在はもちろん、3年、5年先の変色防止です。
茶色の筋はすっかり消えて、真っ白になりました。こういう仕事を続けていきたいと、常々考えています。
呉服三輪屋 〒164-0012 東京都中野区本町2-54-17
代表者 三輪 一夫
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