元の柄に金色の霞や切り箔模様の追加はポピュラーな手法です。
しかし、初めてリフォームをされる方にとって、それは一大事。言葉だけでは 全くイメージが湧いてきません。
そういう時によく使うのが箔模様の和紙。本体には手を付けず、ふさわしい位置と大きさを考えて配置します。
今回は八掛も少々気になりますが、さて。
紙ごと糸で縫い付けて、お客様に羽織っていただくのが万全です。
位置の微調整も含め実にアナログですが、これが効果的なのです。今回は縁取りの金線も落として、しっかり描き直します。
訪問着の基本は同色の八掛と教わったのは修業先の主人から。
おそらく、半世紀はゆうに経過しているであろう着物ですが、これでまた物語は続きます。
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