桜も駆け足で通り過ぎて、春も本番です。この季節に注意するのは、放置しておくと穴があくこともある脇の汗しみ。
お召しになった直後では皆さん気がつきません。時間の経過と共にじわじわ現れるため、実に始末が悪いのです。
今回の着物はお母様の品で、お嬢様が着用をご希望。そして、ゆうに30年は経過しているとのこと。
お召しになれる限界とも思いますが、さて。
仕立てたままの直しをご希望されましたが、部分的に解くことを選択しました。
表面からだけのしみ抜きは、やはり無理があります。中途半端な作業では、満足いく結末は難しいのです。
地色がベージュだったのが 幸いでした。今回も何とかクリアできたようです。
これからも真剣勝負は 続きます。
呉服三輪屋 〒164-0012 東京都中野区本町2-54-17
代表者 三輪 一夫
Tel&Fax03-3372-0573
mail@gofukumiwaya.com