着物のお手入れと直し&着物リフォームの相談室
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TOP>バックナンバー>2013年6月

2013年6月のお手入れ品

刺繍の修復

刺繍がほつれている御殿模様留袖

丁寧な加工が施してある着物も、年月を経ると傷んでくることがあります。お好きな着物は着る回数も多いため、部分的な修復が必要となります。

写真は黒留袖御殿模様で、お母様が作られたものです。今回、お嬢様が引き継がれました。

写真中央左の、雲の金糸縁取りが浮いています。場所はちょうど上前で、腰掛けた時に御手を置くところです。

時代を合わせる為、この金糸を留め直すこととしました。が、簡単にできるものでしょうか。

加工後

御殿模様留袖の刺繍修復後

今回は周囲を少し解きました。留め糸をしっかり挿して元の位置に戻した後、解いた部分を綴じ直します。

刺繍の修復で一番気になるのは、再び外れないかということ。同じ留め糸ですから弱る時期も同じです。

その解決法は、職人さんの腕を信じて任せることしかありません。プロが見て気になる所を放置すれば、結果は自明の理です。

丁寧で細かい作業の結果、無事に完成。お品物がお客様の手元に戻った時、私の心が安らぐのです。

呉服三輪屋 〒164-0012 東京都中野区本町2-54-17
代表者   三輪 一夫

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