早いものでもう7月、暦も半分過ぎました。
花火大会も間近で、いよいよ浴衣の出番です。
最近は男性のゆかた姿も増えました。たとえどんな形であれ、ファンの方が増えるのは結構なことです。
ただ、気を付けて頂きたいのはカギ裂きや煙草の火。洋服と違って身体に密着していないので、涼しい代りにアクシデントも増えます。
今回のご依頼は、袖に開いたちょっと大きな穴。縞柄がある分、ただ塞ぐ訳にも参りませんがさて・・・・。
ひと時代前までは、着物のかけはぎ職人さんもいらっしゃいました。生地の端を解いて、糸を織りこむ技です。
平成になり、その技を持つ方も激減しました。まして浴衣ですからご予算の制限もあります。
そこで考え付いたのは、縫い込みの生地を使うことです。それも、最も簡単に取り出せるであろう部分から。
縞柄を合わせて裏から当て、綴じ付けました。お客様の御意向にも沿えて結構でした。
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