新年明けましておめでとうございます。今年も 三輪屋の仕事の一端を ご覧頂きましょう。

2016年1月のお手入れ品

工夫と妙技

蝶模様刺繍振袖の袖部分

左の写真は、昨年承った蝶模様刺繍振袖の袖部分
他店でご購入された品ですが御親戚でも重宝され、かなりの回数お召しになったようでした。 振袖らしい ダイナミックな柄行きですね。

製作されて40年が過ぎ、全体の汚れが多い為に仕立て直しをすることに。しかし、解いて裏から見て仰天。
⇒の所で 袖がつないでありました。いや、全然分からないですね。

最近、振り袖の袖繋ぎ直し加工を良く承るのですが、あっぱれ、こういうやり方もあるのだと感心したのです。

完成品

構成後の丸帯

しかし、そう感心してばかりいられないので、三輪屋の加工もご覧に入れましょう。

絞り染めの藍色地で、牡丹と花車が刺繍されています。呉服屋さんに薦められて 袖を詰めてはみたものの 日の目を見ないまま30年が経過。

お嬢様が是非着てみたいとのご意向で、東京の三輪屋にたどり着きました。

取り掛かるまでの構想が 重要です。別の絞りの生地で 試験縫いもしました。割と自然な感じに仕上がったと思います。

今年も より一層 精進して参ります。

 

呉服三輪屋 〒164-0012 東京都中野区本町2-54-17
代表者   三輪 一夫

Tel&Fax03-3372-0573
mail@gofukumiwaya.com
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