TOP>バックナンバー>2017年8月

実力と信用

例年以上に暑い日が続いておりますが、皆様お変わりございませんか。
今月は夏休みを頂きまして、リフォームのページは休ませて頂きます。

ある時お客様から、弁護士さんを紹介してほしいと相談を受けました。
ご自分で色々聞いてみたそうですが、それぞれ意見がまちまちで心配になったらしいのです。
そこで私は、高校の同級生の事務所を訪ねました。
彼は、ニュースになるような大きな裁判の弁護団の中心人物なのです。

あらかじめ関係書類を整理して持参したのですが、彼は一読した後、瞬く間に今回の問題点を発見し指摘してくれました。
そのあと今後の方針を伝授してくれて、「先方の意図は見えているのから、何を言ってきてもあわてる心配はない、但し此処だけはしっかり押さえて下さい」と 自信を持って言ってくれたのです。

相談は３０分で終わり、その相談料は「こんど酒で」と笑いながら言い　使者の私の心も晴れたのです。
実力に裏打ちされた信用、自分もこうありたいものだと　しみじみ思ったのです。
これには続きがあります。

自分が１５年以上通っていた美容院が、都合で閉店することになりました。
黙ってすわればいつもの感じに仕上がる安心感は、変えようも無いほど大切なものでした。
さて、困りました。家族に聞いてみても、なかなかピンときません。

そんな時、よく通る道に美容院があり、別の用事で通りかかった時に偶然、オーナーらしき男性と目が合った。
しばらくしてからダメ元と思いつつ、行ってみました。

値段はいままでより高かったのですが、これがなかなか良いのです。
聞くと開業１３年とのこと。そして２度目の時、初めてオーナーにシャンプーをしてもらい、その上手さに仰天しました。

技術というものは　こういうものなのですね。シャンプーだけで一瞬にしてファンにしてしまう迫力、昔のお店には悪いですがもう元には戻れない、繁盛するのも当然です。
若いころの修業中はシャンプー専門ですかと尋ねたら、１年間シャンプーばっかりで手がゾウのようになり、グーが出来なかったと笑っていました。