2021年12月のお手入れ品

祝・振袖の復活

袖を切った振袖と残りの袖

 落ち着かない日々が続いた2021年の締めくくりは、三輪屋の得意技をご覧に入れましょう。

 写真はお母様の黒地御所車模様の絞り振袖です。呉服屋さんに勧められて、袖を切って短くし訪問着にしてあります。
しかし、残念な事に今日までお召しになることはありませんでした。

 写真↓の所は切れた袖を左右に並べてあり、金の紙を棒霞風に上下に置いてみました。

 お客様へのプレゼンですが、実際は縫い代分が縮んで柄がゆがみます。さてどうしたものでしょうか。

加工後

復活した振袖

 長くこのページを御覧いただいている方には、すでに答えはお分かりのことと思います。
何事もなかったように袖は復活しました。柄も自然な感じに修正してあります。

 しかし、絞りの振袖での復元加工は結構ハードルが高く、ノウハウが不可欠です。

 呉服三輪屋は大正元年より、昭和、平成、令和と1世紀以上、お客様のご要望に答えて参りました。今後も技術の向上を目指して進んで行こうと思っています。
 来年が皆様にとって、より佳い年になりますよう

呉服三輪屋 〒164-0012 東京都中野区本町2-54-17
代表者   三輪 一夫

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