今回のビフォアアフターは、折れの盛り上がりをお見せするためにスマホ(加工前)とデジカメ(加工後)を使用したので画面の色が異なりますことをあらかじめお断りしておきます。
世間一般では朝メシ前のように容易と思われている裄出しの直し。料金も手軽で、依頼された方も多いと思います。
袖付けを解いて霧吹きアイロンで伸ばし、巾を広げて再度取り付け。工程も短いです。
私は以前から、思わぬ落とし穴があると信じて疑わないのですが、今回も肩側の折れの左に影が出来るほど盛り上がっています。
結構手ごわそうですが、さて。
生地に模様があれば目立たないかもしれませんが、色無地ではそうもいきません。この加工の8割は準備段階にあると思います。
今回のように思いっきり付いた生地の折れ、父はその様子を「親のカタキ」のようだと言って笑っていました。 どう考えてもアイロンと霧吹きでは役不足、優れたテクニックの出番です。
となれば、いつもの職人さんの登場です。袖側の折れも消し、和裁士さんが「縫い目は何処?」という仕上がりですから縫うのは簡単、何事もなく納まりました。
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