謹んで新春のお喜びを申し上げます。皆様如何お過ごしでしょうか。
今回は新春にふさわしい、思い切ったリフォームをお目に掛けましょう
父が遺した模写による塩瀬染め帯「東海道五十三次 蒲原」
めったに雪の降らない土地を背景にみごとな季節感を出しています。
しかしながら長い時間の経過と共に生地も傷み、その活用方法をずっと考えていました。
あるときSNSで屏風を作成する工房を知り、思い切って訪ねてみました。
色々丁寧な提案を受けましたが、最終的に背景になる色と生地、柄の配置も私の判断で決まる加工でした。
さてその結果はいかに。
約2ヶ月の後、完成との連絡がありました。
ある意味でこれは私の感覚が問われる、模擬試験のようなものです。結構、それなりに緊張しました。
帯の地色がグレー系でしたので、屏風表地は紺色の紬風無地。柄の配置は畳の部屋に置くことを考え、高さを十分に調整しました。
こうして据えてみると、まずまずの出来ではないかと新年早々から自画自賛していますが、さていかがでしょうか。
呉服三輪屋 〒164-0012 東京都中野区本町2-54-17
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