2026年2月のお手入れ品

短いコートの始末

身丈の短い総絞り道行コート

一年で最も寒いこの時期、お祝い事の外出にふさわしい総絞りの道行衿コートです。配色に温かみがあり豪華な雰囲気を醸し出しています。

但しそれは身丈が合っていればの話。もし仮に身丈が短いと、始末が悪い事極まりないのです。

何故、身丈が伸ばせないのでしょう? その理由は、羽織と構造が異なり、立衿が裾で繋がっていないことあります。

しかし絞り一粒で4回巻いているこの技法、このままお蔵入りは忍びないので少し工夫を施しました。

加工後

総絞り作り名古屋帯

名古屋帯にすれば生地の長さは十分ありますが、構成のポイントになるのは柄の選択と構成です。

見比べて頂いた通り、左後ろ身頃をお太鼓に、右後ろ身頃を前帯にして、少し厚めの帯芯を入れて仕上げました。

が、完成写真を見るとお太鼓の裏地は色が異なり絞りがありません。表に合わせて別に染めたのでしょうか?

正解は、左右の立衿の裏側は薄紫無地の半巾だったので、縦に接いで一巾にして返り分としたのです。目出度し、目出度し。

 

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