2021年暮れのコラムでは、切った振袖を再度つなぐ加工をご覧に入れました。 祝・振袖の復活
お客様には大変喜んで頂きましたが、逆に振袖の袖を切って短くするご依頼もよくお受けします。
写真は振袖ですが、2枚とも大胆な柄付のため、物差し部分(袖丈49㎝)で切るとどうも格好良くないのです。
派手な部分を生かす方法、打開する方法は、何かないでしょうか。
この場合、全てを満たす正解は無く、100%の解決は難しいと思います。言いかえると振袖の袖丈113㎝の中で、どこから49㎝を取るかということです。ただ、どちらにしても袖は解く必要があります。
上は出来る限り柄を生かして、なお且つ、袖山は無地場を出す。
下は花の丸を何とか配置良く置いてみました。
正解がない場合、ご依頼を受けてからずっと思い悩むことも多いのですが、
その答えはいつも着物以外の所で見つかります。
書画骨董、歌舞伎をこれからもひたすら見続けようと思っています。
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