早いものでもう水無月、1年の半分が過ぎようとしています。
今回は4月に御約束した「ちりめん小紋の細工物」の続編となります。
左の写真はその完成品ですが、帯のようにも見えるものの、ベージュ色綸子の裏地が付いています。
マチが見えいるので、もしや越後獅子の頭巾? 一体これは何でしょうか
正解は、巾45センチ(1尺2寸)高さ74センチ(2尺)の大型鏡台用鏡掛けです。
製作のポイントは、巾45センチ、厚さ3.8cmの鏡部分の覆い方にあります。
ご承知のように鏡掛けは紫縮緬無地が一般的ですが、今回は豪華版をご希望です。
しかし反物では巾が足らないので、両脇は柄を揃えて接ぎ、裏に返してお染め仕立ての帯のようにしました。
もちろん伝票1枚の発注ではなく、厚紙で模型を作製して添付した次第です。
ミシンカバーとのお揃い、天上のお母様もきっとお喜びでしょう。
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