2024年6月のお手入れ品

ちりめん小紋の細工物その2

縮緬小紋製の鏡掛け

早いものでもう水無月、1年の半分が過ぎようとしています。

今回は4月に御約束した「ちりめん小紋の細工物」の続編となります。

左の写真はその完成品ですが、帯のようにも見えるものの、ベージュ色綸子の裏地が付いています。

マチが見えいるので、もしや越後獅子の頭巾? 一体これは何でしょうか

加工後

鏡掛け表裏

正解は、巾45センチ(1尺2寸)高さ74センチ(2尺)の大型鏡台用鏡掛けです。

製作のポイントは、巾45センチ、厚さ3.8cmの鏡部分の覆い方にあります。 ご承知のように鏡掛けは紫縮緬無地が一般的ですが、今回は豪華版をご希望です。
しかし反物では巾が足らないので、両脇は柄を揃えて接ぎ、裏に返してお染め仕立ての帯のようにしました。

もちろん伝票1枚の発注ではなく、厚紙で模型を作製して添付した次第です。

ミシンカバーとのお揃い、天上のお母様もきっとお喜びでしょう。

 

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